2015年度

テーマ:日本教育史研究の発信力‐「受け手」との関係から考える

趣旨:

日本教育史研究に携わる我々は、広く教育史研究の実績を発信する場(授業、講演会、テキスト編集、博物館での展示等) を有している。そこで我々は何を語ろうとし、実際に何を語り、何を発信しているだろうか。その発信は「受け手」にどのように届いているのだろうか。今回のサマーセミナーでは、「受け手」とのリアルな対話に着目し、日本教育史研究の意義を考えてみたい。そのために、発信する場ごとに報告者を設定し、どんな調査研究をしているか、その成果や実績をどのように実践に反映させているかといった発信の有り様、「受け手」の反応、その際の課題・問題点・限界などより具体的なご報告をいただく。 教育史研究者と「受け手」との往還そのものから教育史研究の可能性を見いだす機会としたい。日本教育史研究会では、これまで『往来』の中で、研究の中身だけではなく、実践者としての生の声、実践場面についても議論・交流を図ってきた(参考『日本教育史往来一〇一‐二〇〇号』)。そうした紙面上で展開してきた私たち日本教育史研究者が「受け手」との関係で感じるリアルな感覚(葛藤、試行錯誤)という次元をあえて取りあげ、それを確認し、共有することを試み、より積極的に今の教育史研究の成果と逆に新たに視野に入れるべき領域や視点について議論していきたいと考えている

司     会 橋本 美保(東京学芸大学)

報  告  者
小谷  超(富山県氷見市立博物館)
小野 雅章(日本大学)
久保田重幸(滋賀県彦根市立稲枝中学校)
高橋 陽一(武蔵野美術大学)

コメンテーター
新谷 恭明(九州大学)
木村 政伸(新潟大学)

日     時
2015年8月23日(日)午後1時半~5時半/24日(月)午前9時~12時半

場     所 東洋大学白山キャンパス(東京都文京区)

会     場 1号館4階1407教室

参  加  費 500円(資料代など)

※詳細については、『日本教育史往来』216号(6月末日刊行予定)にてお知らせいたします。
※8月23日(日)夕刻より、東洋大学白山キャンパス4号館1階ステラにて懇親会を開催します。
会費については、当日お知らせします。
※宿泊については、各自でご準備くださいますよう、お願いします。
※お問い合わせ先 佐喜本 愛 電子メール sakimoto@ip.kyusanーu.ac.jp(半角に直して下さい)