■世話人の一部変更について
2019年4月をもって、軽部勝一郎・佐喜本愛・須田将司・鳥居和代が世話人を退き、新たに、大多和雅絵・塩原佳典が世話人に加わりました。
2020年4月をもって、新たに、吉野剛弘・神代健彦が世話人に加わりました。
2020年10月をもって、樋浦郷子が世話人を退き、新たに、山本和行が世話人に加わりました。
2021年4月をもって、高野秀晴が世話人を退き、新たに、河合隆平・森田智幸が世話人に加わりました。
2022年4月をもって、池田雅則が世話人を退き、新たに、亀澤朋恵が世話人に加わりました。
2023年4月をもって、釜田史・杉浦由香里が世話人を退き、新たに、井上快が世話人に加わりました。
2025年4月をもって、鈴木敦史、奥村典子が世話人を退き、新たに、白岩伸也、高田麻美が加わりました。
以上によって世話人は、井上快・大多和雅絵・奥村典子・亀澤朋恵・河合隆平・神代健彦・塩原佳典・鈴木敦史・森田智幸・山本和行・吉野剛弘 (五十音順)の11名となります。
■事務局について
事務局は亀澤朋恵が担当しています。
事務局の所在・連絡先はこちら。
世話人を代表して 神代健彦
神代健彦と申します。1981年の創立から44年目となる2025年4月より、世話人代表の任を引き継ぐことになりました。よろしくお願いいたします。
さて、本会創立の1981年は、じつはわたし自身が生まれた年でもあります。「同い年」の日本教育史研究会の世話人代表を務めることに、不思議なご縁を感じています。と、こうした個人的な感慨はさておき、これだけ長い歴史をもつ本会の世話人代表のバトンを受け取るのは、やはり身の引き締まる思いです。それはもちろん、44年に及ぶ会の伝統の重さを感じているということなのですが、同時に、日本教育史の研究、ひいては学問全体を取り巻く状況の厳しさが、緊張に拍車をかけます。厳しい予算状況のなか、国公私立を問わず大学や研究機関等における人員削減が進んでいます。大量の書類を作成して競争的資金を獲得しなければ、満足な史料調査もままならないような状況も生まれています。日本教育史を専攻する大学院生の減少も懸念されます。そうした状況が、会員数や投稿論文数の減少となって現れてくることも危惧されます。
しかし、逆に言えば、こうした逆境だからこそとも言えます。「自由かつ旺盛な研究交流を軸に、相互批判や論争を大胆に進め」るというのが、過去の世話人代表も繰り返してきた本会の組織原則ですが、この原則に忠実であることは、今後の厳しい状況のなかで本会ひいては日本教育史研究が発展を続けるための条件ともいえるでしょう。『日本教育史研究』や「日本教育史往来」に優れた論稿が掲載され、またサマーセミナーで濃密な議論が交わされるほど、それが新鮮な刺激となって人々をひきつけ、日本教育史の研究を盛り上げていくことと思います。そうやって本会が、大学や研究所に勤務する狭義の研究者や大学院生だけでなく、小学校・中学校・高等学校等の教員、アーキビスト、さらには広く日本の教育の歴史に関心をもつ市民が集う場となることが、本会にとっても、また日本教育史研究全体にとっても重要なのではないかと考える次第です。
本会の歴史とその責務の重さを感じつつ、わたしもこれまでの世話人と同様、会員の皆様とともに、様々な交流や対話を通じて日本教育史研究を盛り上げていきたいと思います。会員のみなさまにおかれましては、引き続き、日本教育史研究会をどうぞよろしくお願いいたします。
二〇二五年四月 神代健彦