世話人・事務局

■世話人の一部変更について

2019年4月をもって、軽部勝一郎・佐喜本愛・須田将司・鳥居和代が世話人を退き、新たに、大多和雅絵・塩原佳典が世話人に加わりました。
これによって世話人は、池田雅則・大多和雅絵・奥村典子・釜田史・塩原佳典・杉浦由香里・鈴木敦史・高野秀晴・樋浦郷子 (五十音順)の9名となります。

■事務局について

事務局は釜田史が担当しています。
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世話人を代表して 高野秀晴

(『日本教育史往来』No.239,2019年4月30日)

この4月で、世話人のメンバーは大きく入れ替わり、新たな布陣でのスタートとなりました。一同で議論を尽くして力を合わせることが、ますます大切な現状になっていると認識しております。
皆様ご承知のとおり、本会は「有志」組織という性格に頑なにこだわり続けております。代表も含め世話人は、会員からの選挙によって選ばれたわけではありません。にもかかわらず、会員の皆様から徴収した会費を用いて、サマーセミナー等の企画を立てたり、会誌や会報を発行したりしています。また、会誌を編集する際には、投稿論文を読み合わせて、掲載の可否を決めることまでしています。「何の権限があって、そんな勝手なことをしているのか」と問われかねない仕組みが本会にはあるわけです。
もとは、「この指とまれ」という方式で始まった会だと聞いております。世話人が「この指とまれ」と企画を提案し、面白いと思った会員が参加する。会員が「これは!」と思ったことを気軽に会報に投稿し、面白いと思った読者がそれに応じる。会誌では、論文に対する論評も掲載され、時に厳しい相互批判が繰り広げられる。このようにして、「有志」たちによる、楽しくも真剣な空間が形成されてきたのだと思います。
本会は、現在では約300名の会員を擁するに至りました(近年、減少傾向にあることも事実です)。「この指とまれ」で、ここまでの規模に到達できたのは、歴代世話人と会員諸氏の「志」の熱さと懐の深さを示すものと実感させられます。
一方で、自問もしてしまいます。300人規模の組織を「この指とまれ」方式で維持できるのか、と。指にとまろうと思っても、多すぎてとまれないのではないか。第一、指がもたないのではないか――。
実際、本会の独特な組織原理に関する疑問や批判は、私の在任中にもいくつも頂戴してきましたし、そのつど、世話人間で議論を重ねてまいりました。その議論は、各世話人がそれぞれの「志」を否応なく問い直される機会でもあったと思います。そして、議論のたびに再認識させられたのは、これまで本会が受け継いできた「志」の重みでした。
正直、投げ出したくなることもあるような重みです。けれども、この重みは、本会の存在価値そのものでもあると思います。航海を続けるうえで、錨という重みが不可欠であるように、本会がこれまで受け継いできた錨は、本会が会員諸氏にとっての停泊地となるうえで、欠かせないものなのではないか。
そんな思いをもとに、会員諸氏が少しでも「自由闊達」に航海できるよう努める所存です。引き続きよろしくお願い申し上げます。